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BOBSTのラベル&パッケージ イノベーションイベントで新たなデジタルソリューションが脚光を浴びる

革新的なイノベーションが、コンバーターやブランドオーナーによるパッケージ生産に変革をもたらすでしょう。BOBSTおよびそのREVO提携会社が、製品化期間、カラーコントロール、食品安全性における常識を覆します。

2019年4月1日~4日に開催されたラベリング&包装 イノベーションイベントには、600人以上もの顧客、ブランドオーナー、業界サプライヤーおよびジャーナリストが集まりました。BOBST、MouventおよびREVOチーム提供会社 (1) によるデモンストレーションでは、世界初の発表や革新的技術のライブが行われました。

Mouventのデジタルインクジェット印刷とともに、BOBSTおよびその12のREVO提携会社により発表されたDigiFlexoイノベーションは、ブランドオーナーのニーズを満たし、コンバーターの課題を解決しました。「この大きな変化をもたらすソリューションにより、業界の未来の新しい方向性が定まるでしょう」そう語るのは、BOBSTグループ事業部門係長ウェブフェッド担当のStephan März氏です。「BOBSTはプレミアムパートナーと協同し、ラベル・パッケージ業界に革新をもたらしています。これにより、この業界の変化スピードに俊敏かつ積極的に取り組むことができるのです」

「展示された生産機の数は印象的でした。来場者は、相互リンクしている機器や一連のワークフローのハンズオンデモンストレーションに参加することができるようになっていました」ESKOのHD Flexo & Color担当EMEAビジネス開発マネージャー、Dan Pulling氏はそう付け加えました。

イベント参加者に対して、このイベントの3つの主要なテーマである製品化期間、色の一貫性、食品包装の安全性が提示されました。ライブデモでは、新しいデジタルコンセプトやワークフロー、デジタル化を利用して、ラベリング・パッケージ生産を、より少ない材料で、一貫性や安全性保ち、高速化する方法が紹介されました。

BOBSTは、Flexoのインキング・カラーマッチ技術に関連する2つの革新的イノベーションを紹介しました。インキ-オン-デマンド(IoD)とDigiColorです。

- IoDインキングシステムでは、従来のインク容器を、印刷ユニットに30gのインクを供給する一本のゴム製パイプに置き換えています。このシステムにより、インクトレイおよびチャンバードクターブレードが不要になります。
- REVOの色域拡張ガモット(ECG)印刷のソリューションであるDigiColorでは、IoDコンセプトをさらに一歩踏み込みます。印刷中、印刷ユニットに供給されたインクの色彩は、各色の暗いシェードや明るいシェードを、目標のデルタE値とマッチするよう、必要な割合にデジタル調整することが可能です。プロセスのデジタル化により、コンバーターやブランドオーナーは、あらゆるスピードで、どんな基材にも、オペレーターによらず、世界各地で、確実にデルタEにマッチさせることができます。IoDおよびDigiColoテクノロジーは、BOBST M5 DigiFlexo印刷機で実証されました。
- 今回のBOBST DigiFlexoテクノロジーのクローズループおよびトレーサビリティは、世界初の発表です。これは、EskoのWebCenterプラットフォームの管理生産仕様、承認およびプロジェクトライフサイクル、X-Rite ColorCertカラー通信システム、AVT SpectraLabインラインスペクトル測定およびモニタリング、PantoneLiveデジタルブランドカラー管理評価を組み合わせています。オリジナルファイルから印刷機、ジョブ検証、および最終印刷ジョブから生成されたデジタルデータの保存まで、パッケージングのあらゆるアイテムのトレーサビリティを有効にする、完全デジタルのコネクテッドワークフローです。このソリューションは、フレキシブルパッケージング用のM6 DigiFlexo印刷機のライブで紹介されました。

デモンストレーションのBOBST DigiFlexo印刷機が搭載している最新のテクノロジーは、REVO提携会社により開発されたものです。Apex Internationalが特許を取得したGTT 2.0® アニロックスローラーは、均一な色の一貫性を実現する一貫したインクレイダウンを提供します。AVTによるカラーリングおよび見当合わせのワークフローオートメーションは、色彩や印刷品質、オンザフライ調整機能を保証します。DuPontによるFlexoプレートは、120L/cmの印刷品質を実現します。

広範な新技術で、食品包装の安全性に取り組んでいます。Flintグループによる新世代低移行性UVインクは、REVOプロセスに組み込まれ、食品安全性に適合する印刷サンプルを提供します。これらは、印刷基材1メートルごとに独自の安全性トレーサビリティを実現する、GEWのUVモニタリングシステムで承認されています。

UPM Raflatcは、製品の安全性や法令遵守に対応する新たな食品ラベル基材を紹介しました。

スウェーデンのLexitグループ、工場長のMichael Paulin氏はこう語ります。「REVOと共に夢が実現しました。これで、証明されたように印刷機と同様の品質で複雑なCMYKやPantoneラベルを印刷できます」

「ジョブを素早くセットアップでき、その色合いは契約した顧客のほとんどの印刷に毎回マッチしています。
繰り返しの作業では、実行ごとの一貫性は非常に優れています」米国のRevereグループ、生産マネージャー兼技術部長のPaul Polewko氏はそう語りました。

イベントでは、BOBST Firenzeの新たな1000平方メートルのコンピテンスセンターに最近導入された、REVO Academyについても知ることができました。この設備では、ESKO Crystal CDI 4835 XPS ECGの分離およびイメージング、Kongsberg X20 切断作業台、X-Rite I1Io スキャン作業台を網羅しています。REVO Academyでは、世界中のコンバーターがターンキーシステムのECGソリューションをテストしたり、トレーニングを受けています。プレート製作、プレートマウンティング、印刷機セットアップを含め、新しいファイルからたったの1時間で新たなジョブを印刷することが可能です。
BOBSTグループのデジタル印刷コンピテンスセンター、Mouventは、6色設定(CMYKOV)の高生産性LB702-UVラベル印刷機を初めて発表しました。デジタルECGや、DigiFlexoECGカラーとマッチするスポットカラー印刷を披露しました。
ジョブ印刷ライブを目の当たりにした一ブランドオーナーとして、「正確だ」と感じました。コンバーターはライブ中、Mouventのデジタルインクジェットヘッドの1.200x1.200 Lpi印刷品質に劣らぬ、100m/分に達する独自の高い生産速度に非常に感心していました。速やかなジョブチェンジや、特にリアルタイムライブカスタマイズは、参加者を驚かせました。
「今回は高クラスの聴衆に対し、独自の機能や、弊社のデジタルソリューションの簡易性を示す良い機会になりました。来場者から強い関心を示してもらえることは、弊社が提供しているものが正しい方向に歩んでいることを示すサインになります」Mouventの最高業務責任者、Reto Simmen氏はそうまとめました。
端的に言えば、ラベリング&包装 イノベーションイベントでは、コンバーターが顧客にサービス提供するにあたり、デジタル化、オートメーション、接続性がどのように役立つかを実証したということです。ブリュッセルのLabelexpo 19でお待ちしております。業界変革を共に進めていきましょう。

www.bobst.com

 

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