東芝テック株式会社は、各業種、業態向けに、ラベルプリンタ用RFIDキットやRFIDリーダライタなど、UHF帯新周波数(920MHz)対応のRFID商品を2012年12月14日から順次発売します。
2012年7月25日に施行されたUHF帯新周波数(920MHz)は、世界標準の周波数帯ともいわれ、多くの国や地域と共通の周波数帯域です。今後は同周波数帯上において、物流、製造、流通などの分野におけるSCM、トレーサビリティ、倉庫管理、在庫管理などでのRFIDタグの利用が進み、RFIDシステムが広く普及すると期待されています。
当社は、これまでも、現行周波数(950MHz)の商品やシステムの提案や販売を行ってきましたが、今後は、新周波数に対応した商品ラインアップの充実をはかり、引き続き、RFIDやバーコードなどのオートIDを利用したシステム提案を行ってまいります。
なお、現行周波数(950MHz)のRFID機器、システムをご利用いただいているお客様につきましては、新周波数への移行をスムーズに行えるよう、コンサルティングから、機器の設置、システムの調整・確認まで、トータルでサポートします。
新商品
ラベルプリンタ「B-EX4T1」用オプションRFIDキット
高速印刷による大量集中発行に適した4インチ幅ラベルプリンタ「B-EX4T1」用にUHF帯新周波数に対応したオプションRFIDキット「B-EX700-RFID-U4-R」を、2012年12月14日から発売します。本RFIDキットを「B-EX4T1」に組み込むことにより、新周波数に対応したRFIDシステムにおいて、RFID付きシッピングラベル、管理ラベル、商品ラベルなどをオンデマンド発行して、物流現場での業務効率改善に威力を発揮します。
RFIDリーダライタ「UF-2000シリーズ」
金融業などで厳密な管理が必要な重要書類や記録媒体にRFIDタグを付け、在庫、棚卸管理が可能な「RFID文書管理ソリューション」UF-2000シリーズのUHF帯新周波数対応版を2013年1月発売予定です。
「UF-2000シリーズ」では、書類の一括読み取りに適した高密度対応リーダ「UF-2010-DT-R」、少量の書類の読み取りに適した簡易型リーダ「UF-2010-ST-R」、書棚に並べた大量の書類ファイルの連続読み取りに威力を発揮するハンディ型リーダ「UF-2010-WL-R」など、用途に合わせた商品ラインアップにより、スピーディ&セキュアな書類管理を実現します。
その他、金融ソリューションラインアップとして大量の保管物管理の効率化とセキュリティ強化を行う「債権書類管理システム」、重要メール紛失・誤配を防止し集配拠点の業務効率化を行う「メール便管理システム」、及び犯罪収益移転防止施行に伴うセキュリティ強化を行う「本人確認書類管理システム」も合わせて新周波数帯対応ソリューションをご提供します。
据置型RFIDリーダライタ「UF-2100シリーズ」
店舗や倉庫、オフィスなどで、RFIDタグが付いた商品や棚卸資産のRFID読み取りによる販売管理、在庫管理、貸出/返却管理など、さまざまな用途にお使いいただける据置型RFIDリーダライタ「UF-2100」のUHF帯新周波数対応版を2013年3月発売予定です。
「UF-2100シリーズ」は、B6サイズより小さく、スリムでコンパクトなRFIDリーダライタで、平置き、縦置きが可能ですので、デスクやカウンターにすっきりレイアウトできます。さらに、近距離の読み取り性能に優れ、アンテナの近くにRFIDタグを通すだけで、素早く読み取りできます。また、独自機能により流通小売業などで大きさの異なるタグを一括会計する時も問題なく読取ることが可能です。
なお、当社専門店向けPOSシステム「ShopWorksPro」とも接続予定で、アパレルなどのSCMトータルシステムの構築を強力にサポートします。
新商品の発売概要
ラベルプリンタ「B-EX4T1」用オプションRFIDキット
RFIDリーダライタ「UF-2000シリーズ」
据置型RFIDリーダライタ「UF-2100シリーズ」
主な仕様
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