専門のサイン製作、ワイドフォーマットのデジタル印刷、CNC機械業界向けソリューションの大手プロバイダーであるSAインターナショナル社（SAi）はSAi EnRoute 5.1の公開を発表しました。このSAi EnRoute 5製品ファミリーのアップデートには、新しいインポートフィルター、自動ツールパス処理（ATP）オプションと新しいパラメトリックテクスチャー用の追加ネスティングオプションを含む、20以上の新しい生産性強化機能と改良が含まれています。
新規およびアップデートされたインポートフィルター
インポートフィルターの範囲が拡大されたことで、SAi EnRoute 5.1のユーザーは複数の有名なCADプログラムを使用して、向上した互換性の恩恵を受けます。SAi EnRoute 5.1のAutoCAD® DXF/DWGインポートフィルターは現行のAutoCAD® オブジェクトに対応し、一方でAdobe® IllustratorおよびAcrobatインポートフィルターの両方とも、現行およびレガシーのAIとPDFファイルをサポートするようにアップデートされ、現在レイヤーのインポートをサポートしています。
新しいSAi EnRoute 5.1はまた、3Dグラフィックアプリケーション間で3Dデザインを交換するために広く使用されている3Dジオメトリファイル形式であるWavefront 3D OBJファイルを取り込むことができます。
さらに、SAi EnRoute 5.1の機能は、Calderaデジタル登録、輪郭カット、改善されたOnyx XMLインポートをサポートします。
20のキャビネットおよび家具設計アプリケーションをサポート
SAi EnRouteのATPオプションはネストベースの製造（NBM）手順の際に大量の部品を効率的に処理する方法を提供することで、キャビネット作成や家具製造を自動化します。Microvellum、Pathfinder、TopSolid、Cabinet Senseなどのサポートを加え、EnRouteの効率的なATPエンジンの範囲は、20の異なるキャビネットおよび家具設計アプリケーションまで拡張されました。
SAi EnRoute 5.1の導入により、ATPオプションは別のネスティングエンジンの使用を可能にします。キャビネット部品のような長方形を使用するために特に設計された新しいブロックネスティングエンジンは、1000部品以上をネストできるため、大きなジョブでより高速かつより正確にネストすることができます。新しいネスティングアルゴリズムを使用して、オペレーターはネストされたアイテムを配置するために、材料の複数のエリアを選択できます。
3Dレリーフ用の新しいパラメトリックテクスチャー
SAi EnRoute 5.1は3D表面に適用することが可能なテキスチャーを無制限に設計および作成するための2つの新しいテキスチャーツールを提供します。新しいFlow Textureが流体のランダムな特徴を持った3D表面を生み出し、Phase Textureが繰り返される波状の固有の配列を生成します。これら各テキスチャーは、ユーザーが求めている正確なテクスチャーを定義したり、さらに洗練されたものにするために使用できます。
「SAi EnRoute 5.1はお客様が自分の能力を拡大し、競争力を維持するための新機能とアップデートのパッケージを提供します。この新しいバージョンのリリースは、EnRouteに対するSAiの約束と、CNCソフトウェア市場の最前線で強力なツールパスエンジンを維持するSAiの決意も表しています。」とEnRoute社の製品ディレクターEric Nodurftは語りました。
EnRoute 5ユーザーのための無料ダウンロード
既存のSAi EnRoute 5ユーザーはwww.EnRouteSoftware.comから無料で新しいEnRoute 5.1インストーラーをダウンロードできます。インストール後、ユーザーはツールライブラリー、素材テンプレート、機械設定など以前の設定を新しいRestore Settings（リストア設定）ウィザードを使用して簡単に転送できます。
SAi EnRoute 5.1はバージョン5.0に代わるSAi EnRouteの標準バージョンとなります。
