富士フイルム株式会社(社長:中嶋 成博)および富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ株式会社(社長:渥美 守弘 以下、FFGS)と、Heidelberger Druckmaschinen AG(CEO:ゲ-ロルト・リンツバッハ 以下、独ハイデルベルグ社)は、デジタル印刷市場で拡大が期待されるインクジェットプリンティング分野において業務提携する基本合意を締結いたしました。
印刷市場では、印刷物の多品種・小量化が進んでおり、小ロット印刷に適したデジタル印刷のさらなる拡大が見込まれています。このたび両社は、デジタル印刷の中でも特に発展が期待されるインクジェットプリンティング分野で、商業印刷、パッケージ印刷をターゲットに、業務提携を進めることに合意しました。
具体的には、インクジェットデジタル印刷機に関して、販売面の協業と相互の技術提供を進めていきます。また、次世代インクジェットデジタル印刷機に関する相互の技術提供も、今後検討していきます。
富士フイルムおよびFFGSは、印刷製版機材のリーディングカンパニーとして、世界ナンバーワンのシェアを持つオフセット印刷向けCTP版を中心に、多様なプリプレス製品群の開発・生産・販売をグローバルに展開してきました。インクジェットプリンティング分野においても、2011年12月にインクジェットデジタル印刷機「Jet Press 720」を発売し、その市場を拡大してきました。独ハイデルベルグ社は、160年以上の歴史を持つ総合印刷関連企業として、世界トップシェアを誇る枚葉オフセット印刷機を中心に、プリプレス・印刷・製本などをグローバルに展開しています。両社は、今年1月からCTP刷版の分野で販売協業を行ってきました。今回インクジェットプリンティング分野で提携することで、両社がそれぞれの分野で築いてきた技術力、販売力を相互に活用し大きなシナジーを生みだし、本分野でも新たな世界を切り開いていきます。
【富士フイルム株式会社の概要】
【富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ株式会社の概要】
【独ハイデルベルグ社の概要】
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