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オリジナル書体『秀英体』をロゴヴィスタにライセンス提供

 

三省堂刊「新明解国語辞典第七版」の電子辞典アプリに採用

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大日本印刷株式会社(本社:東京 社長:北島義俊 資本金:1,144億円 以下:DNP)は、DNPのオリジナル書体『秀英体』の「秀英明朝 M(中太)/B(太)」の2書体を、電子辞典向けにライセンス提供しました。その第一弾として、機械翻訳や電子辞典のアプリ開発を展開するロゴヴィスタ株式会社(本社:東京 社長:小宮善継 資本金:9千万円)が提供するiOS、Android向けの電子辞典アプリ「新明解国語辞典第七版」*に採用されました。

*「新明解国語辞典第七版」は、株式会社三省堂が発行する国語辞典の一つで、小型国語辞典の中で、圧倒的なトップシェアを獲得しています。

【電子辞典向けライセンス提供の経緯】

秀英体は、DNPが明治時代から開発を続けているオリジナル書体で、優美でしなやかなフォルムを持っています。そのため、美しく読みやすい書体として、辞典や文庫本などに使われるなど、編集者やデザイナーだけでなく、読者からも高い評価を得てきました。

ロゴヴィスタは、スマートフォンやタブレット端末の普及にともない、紙の辞典に近い可読性と電子辞典ならではの利便性の向上を図り、"使いたくなる辞典"の制作を進めています。これに対してDNPは、紙の辞典で多数の採用実績をもつ『秀英体』のうち「秀英明朝M(中太)/B(太)」の2書体を、JIS第1・2水準*をはじめ、JIS補助漢字*、JIS第3・4水準*を含むAdobe-Japan1-6*の文字、23,058字のOpenTypeフォントとして、同社にライセンス提供しました。これにより、紙の辞典と同じ風合いの文字を提供するとともに、制作上の課題だった文字不足の解消、フォントセットに含まれない文字(外字)の制作負荷の軽減などを可能にしました。

*JIS第1・2水準

日本語の情報交換のために整理された使用頻度の高い漢字6,355字の文字セット。1978年にJIS C 6226(現在のJIS X 0208)として規定され、多くの情報機器に実装されている。

*JIS補助漢字

JIS第1・2水準を補助するために定められた文字セット。1990年にJIS X 0212として規定され、6,067字(漢字5,801字、非漢字266字)からなる。

*JIS第3・4水準

JIS第1・2水準の拡張規格として定められた漢字3,695字の文字セット。2000年にJIS X 0213として規定された。

*Adobe-Japan1-6

アドビシステムズ社が定めている日本語フォントの文字セット。Adobe-Japan1-0(8,284字)から、徐々に文字が追加され、現在は1-6(23,058字)まで7つのセットがある。

【ロゴヴィスタの電子辞典について】

出版社との連携により、国語や英語の辞典をはじめ、百科・実用、医学、法学などの幅広いジャンルで業界一の豊富な辞典コンテンツを揃えています。Windows,Macintosh向けのPC用電子辞典だけでなく、近年は各種スマ―トフォンやタブレット端末向けの電子辞典アプリも提供しています。今回の「新明解国語辞典第七版」はiOS,Android双方にタッチパネル検索を実装しております。Android版におけるタッチパネル検索は業界初の採用となっています。

「新明解国語辞典第七版」の詳細は、こちらのウェブサイトをご覧ください。

www.dnp.co.jp

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