~小型充填技術が実現する環境経営 ~
リコーはこのほど、インド西部グジャラート州のガンジナガールに、複合機の使用済みトナーボトル(容器)の回収、再生ならびにトナーを再充填する拠点を開設しました。これにより、従来輸入のみに頼っていたトナー製品の一部を現地で再商品化する仕組みをスタートさせました。
リコーでは、持続可能な社会の実現に向けて、省資源化を大きな柱のひとつと位置づけています。トナーボトルの再使用もその一環で、新規投入資源の抑制につながります。加えて、消費地に再生拠点を設けることで製品供給リードタイムの短縮などのお客様サービスの向上を図るとともに、製品輸送時のCO2削減などの環境負荷削減も実現。また製品在庫量の削減等により経営上のメリットも同時に実現することができました。これはリコーが目指す環境経営を実践した活動といえます。
本取組みはリコーが省スペース、低コスト化を目指して独自に開発した小型トナー充填装置により実現できたものです。これにより、使用済みとなって回収されたトナーボトルの再生がお客様に近い場所で可能となりました。このような取組みは2001年に日本で始まって以来、日本国内で4拠点、タイ、中国、香港においても展開されています。
今回、インドにも消費地でのトナー製品の再商品化が広がったこととなり、今後は再充填トナーの品種拡大と、現地ニーズを見極めた上で対象地域拡大も検討していきます。