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リコー、北米の感熱紙生産ラインを増強

~需要増加に対応、中南米市場への事業展開を加速~

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株式会社リコー(社長執行役員:三浦善司)は、北米市場での需要増加に対応すると共に、中南米市場の新たな開拓に向けて、高付加価値用途の感熱紙の生産ラインを増強しました。約50億円を投資して米国にある生産子会社であるRicoh Electronics, Inc.(REI)ジョージア工場内に新たにサーマル施設を増築し、米国での年間生産能力を大幅(従来比約2倍)に拡大します。

リコーでは、食品POS、宅配、医療用、航空会社のバッゲージタグのバーコードなどを主用途とする耐久性のある高付加価値の感熱紙を開発・生産・販売しており、世界の多くの地域において高いシェアを獲得しています。これは、感熱紙ファクス等で長年培ってきた技術力を基に、感度の高さ(低エネルギーで発色)と耐久性を両立させる高度な技術に裏付けられているものです。米国での同事業は1985年にスタートし、2012年度には狙いとする市場でのシェアは50%を超え、着実に実績を伸ばしてきました。

これまでは、感熱紙そのもの(フェース)と剥離紙生産および最終製品への加工(粘着加工、スリット加工)をREIのカリフォルニア工場とジョージア工場で分担しておりましたが、今回の生産ライン増強に併せて、一連の工程をジョージア工場に集約し一貫生産を行います。これにより、効率的かつ大幅な増産が可能となります。現在、一部日本などからの輸入で対応している感熱紙が、すべて北米国内で生産できるようになり、既存の市場に対して安定的な製品供給と、より早い顧客対応を可能とします。さらに、今後市場の拡大が見込まれる中南米市場でも、北米を橋頭堡として顧客密着の生産・販売体制を確立し、事業展開を加速させていきます。

<増強生産設備の概要>

所在地 : Ricoh Electronics, Inc. ジョージア工場内

1125 Hurricane Shoals Road, Lawrenceville, GA 30043

投資額 : 約50億円

生産能力 : 年間5億m2

生産開始 : 2013年6月3日

www.ricoh.co.jp

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