コニカミノルタ株式会社(本社:東京都千代田区、社長:松﨑 正年、以下、コニカミノルタ)の複合機14機種が、このたび、環境アセスメント評価システムであるEPEAT(Electronic Product Environment Assessment Tool)の画像機器製品分野において、米国でゴールド製品として登録されました。複合機のカテゴリー*2 において、14機種*3 のゴールド製品登録は業界最多*1 です。
EPEATは電子機器が環境に与える影響を判断するための評価システムで、環境配慮型製品の購入を促進するために作られました。米国では政府機関を中心に調達要件として認定されています。当初、PC・モニター製品を対象に運用が始まり、今年から複合機を含む画像機器製品の運用を開始しました。EPEATの画像機器製品分野では、消費電力などの省エネルギー性能や有害物質の削減・禁止、廃棄物削減などの側面で、必須基準が33 項目、任意基準が26 項目あります。必須基準を全て満足する製品はブロンズ、必須基準を全て満足し、且つ任意基準を50%以上満足する製品はシルバー、必須製品を全て満足し、且つ任意基準を75%以上満足する製品はゴールドとして登録されます。
今回の登録により、昨年から今年にかけてラインナップを一新した主力のA3カラー複合機が、全てゴールド製品で揃いました。また、デジタル印刷システム5機種、複合機14機種の合計19機種*3 がシルバー製品として登録されました。
EPEATでは、「ポストコンシューマー再生プラスチック」の使用に関する基準の採用などを通じて、資源循環への取り組みを奨励しています。コニカミノルタは、このような環境基準の強化を想定し、独自の複合リサイクル素材(再生PC/PET)の開発に取り組み、業界で初めて、複合機の外装材に採用しました。再生PC/PETは、ウォーターサーバー用のガロンボトルを回収・リサイクルした再生PCと、ペットボトルを回収してリサイクルした再生PETを利用したものです。このように、コニカミノルタの製品は、日常生活で使われる資源の有効利用の促進にも役立っています。
また、製品ライフサイクル全体のCO2 排出量の大きな部分を占める使用時の消費電力低減をめざし、商品企画や開発の段階から省電力設計に取り組んでいます。製造時の環境負荷が少なく、低温定着性能の向上で使用時の省エネに貢献する「デジタルトナーHD」の開発や、定着プロセスの効率化などの技術課題を解決しながら、幅広い機種で消費電力の削減を実現してきました。
今後も、コニカミノルタでは、導入する主力製品について基本的にゴールドの登録を予定しています。
コニカミノルタは、コミュニケーションメッセージ「Giving Shape to Ideas:革新はあなたのために。」を掲げ、お客さまが直面する課題を共有し、イノベーティブな提案力で課題解決に取り組みます。グローバルな課題である環境負荷低減に向けて、独自の「グリーンプロダクツ認定制度」にもとづき、商品企画の段階から各国の環境ラベル取得を義務づけるなど、ものづくりの全ての段階で環境を重視しています。これからも、コニカミノルタは、環境技術の革新を推進し、EPEATの取り組みをはじめ、環境配慮製品に対する顧客満足度の一層の向上をめざします。