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電子ビューファインダー向けに0.48型XGAの高温ポリシリコンTFTカラー液晶パネルを開発

236万画素の「ULTIMICRON」~ 「ULTIMICRON」シリーズ第3弾、236万画素の高精細パネル ~

セイコーエプソン株式会社(社長:碓井 稔、以下エプソン)は、デジタル一眼カメラなどで用いられる電子ビューファインダー向けに、0.48型でXGA解像度(1,024×RGB×768)、約236万画素の高温ポリシリコンTFTカラー液晶パネル「ULTIMICRON(アルティミクロン)」を開発しました。

なお、当社は「ULTIMICRON」シリーズ第3弾となる本開発パネルを、9月18日から9月23日にドイツ・ケルンメッセで開催される、写真・イメージング分野における世界最大の見本市「フォトキナ ワールド・オブ・イメージング 2012」に出展します。

エプソンの「ULTIMICRON」は、1枚の液晶パネルでフルカラー表示が可能な、究極の精細感と鮮やかさを両立した極小のディスプレイです。豊かな階調表現や自然なボケ味を再現でき、また、カラーフィルター方式の採用により、動きの速い被写体撮影や、流し撮りの際に他方式で発生しがちなカラーブレークアップ現象※1を発生させません。

デジタルカメラ市場においては、小型・軽量かつ高画質を両立するデジタル一眼カメラの市場が確立され、これに伴い、確実な視認性と精細な情報表示を可能とする電子ビューファインダーが注目を集めてきました。デジタル一眼カメラが幅広いユーザー層の関心を引く中、さらなる解像感によって、きめ細やかで輪郭が際立つような描画力を電子ビューファインダーに求めるニーズが高まっています。そこで当社は、2009年から展開しカメラメーカーを中心に高い評価を得ている「ULTIMICRON」シリーズのラインアップを拡張し、ファインダー設計の自由度を高める小型サイズでありながら、より高い解像感を求めるお客様のニーズに対応するために、0.48型でXGA解像度の高精細パネルを開発しました。

カメラのファインダー(左)に、カラー液晶パネル「ULTIMICRON」(右)が搭載されています。プロジェクターの基幹デバイスである高温ポリシリコンTFT液晶パネルの世界シェアNo.1※2サプライヤーであるエプソンは、お客様の高精細化・高解像度化のご要望にお応えし続けるために、長年にわたり技術開発を続けています。そのプロジェクターで培ってきた技術を応用し、今後もエプソンは、高品位な電子ビューファインダー向け「ULTIMICRON」の開発に努め、カメラユーザーの撮影する楽しみを創造してまいります。

※1 カメラを素早く振ったり、動きの速い被写体を撮ったりするときに、色の残像が生じてしまう現象

※2 エプソン調べ(2012年8月末時点)

■電子ビューファインダーおよび「ULTIMICRON」について

電子ビューファインダーとは液晶ディスプレイを使ったカメラのファインダー(被写体をのぞく小窓)で、主にデジタル一眼カメラやカムコーダーに搭載されています。高精細かつ小型が特長のエプソンの電子ビューファインダー向け高温ポリシリコンTFTカラー液晶パネル「ULTIMICRON」は、撮影時のピントの合わせやすさやカメラの小型化などに貢献します。

www.epson.co.jp

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